「美少女に囲まれる陰キャ高校生」というラノベ王道展開かと思いきや、読めば読むほどただのハーレムものじゃないのが分かります。
沙羅はお嬢様らしいけど、それだけじゃなくて、彼女なりの悩みや秘密がありそうだし、真鈴は「ツンデレメイド」という肩書きの裏で、実はめちゃくちゃ感情が揺れてるのが伝わってくる。そして唯織は、幼馴染だからこその微妙な距離感が絶妙……!
ギャグもテンポ良くて楽しいのに、時々ふっと切なさが入り込んでくるのがずるい。秀平のバイト先での真鈴の「ありがとう」、あれはもう……心にくるやつです。
この「恋愛未満」の関係がどう転がっていくのか、これからも目が離せない。
主人公である剣崎秀平のクラスには三人の美少女があり,その一人である超巨大財閥のご令嬢を助けたことから始まる物語。
ラノベ本を貸したことがきっかけで純真無垢お嬢様とデートをしたり彼が働いているバイト先で一緒にバイトを経験したりと色々なお話が楽しめます。
また,彼女の専属メイドである青髪の美少女とも仲良くなり陸上競技に勤しむ幼馴染との関係もこれから見逃せなくなるでしょう。
まさに王道のラブコメに相応しくとても魅力的な作品です。
個人的には青髪の美少女こと「ケルベロス」ちゃんとの関係がどのように発展していくか気になりますが,他の2人もとても魅力的なキャラクターだと思います。