黒蜜
斎藤 こかげ
第一章 序章
忘却
第1話
美しい程に艶やかな、漆黒の甘い甘い蜜の味を一度知ってしまった蝶は、脚をもがれその鮮やかな羽根を手折られてしまう…。
暗い闇夜に吸い込まれてしまうかのように、静寂の中にただ滴る蜜の音が響き渡るだけ。
蝶は二度とその透き通るような美しい羽根で、あの大空を飛ぶことはできない。
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