生々しい現実を描くのではなく、ファンタジーにしたことで抱えた苦悩などがやんわり描かれている点が良い。恐怖を与えるであろう怪物が、どこにでもいそうな女性と化している部分も面白い。ちょっと笑いながら、読み終えた時には勇気をもらっていることに気付くはずだ。