異世界ならではの世知辛さとか、哀愁が強く感じられる展開でした。
お雛様という名の巨大なトリ型モンスターを「捕獲」し「テイム」することに成功したドラゴン族のモッコくん一行。
一行は巨大なお雛様を連れて行動することになるので、当然周囲からの目なども気になるようになります。もちろん難色を示す声も。
モンスターをテイムすることは「その世界の法律」では正当となるか否か。それで揉めますが、そこはうまく交渉(という名の圧力)によって解決。
本作は「巨大モンスターとの付き合い」という、「異世界の知られざる事情」に踏み込んでいく感じが面白かったです。
モンスター飼育にまつわり起こり得る問題。生き物を飼う上で何が必要か。巨大な存在なら餌や飼育スペースも当然それなりのものが必要になる。
そして、それがもたらす結果は……。
ひたすら世知辛い。果たして、モッコくんたちの旅はこれからどうなってしまうのか。